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“心の知能指数”が低いエリート男性が増加中。“親問題”をきっかけに判明した悪しきクセ

問題に直面して思考停止になってしまっている?

落ち込む男性一言で言うと、「健治さんはお父さんと会うことにビビッているから」という結論になりますが、掘り下げていくとかなり根深い問題が見えてくるのです。 彼はいわゆる“逃げグセ”があって、問題に直面すると思考停止してしまうタイプなのかもしれません。 目の前に解決しなくてはいけない問題が現れても、壁にぶつかっていくのが恐くて、がんばってその壁を乗り越えようと思考することができず、とりあえず回避しようとする。 けれど、今回の彼女の両親への挨拶といった問題は“不可避の壁”ですから、逃げ続けたところで問題は立ちふさがり続けます。いくらとりあえず回避しても、避けても避けても壁があるなら、やっぱりその壁にぶつかっていって、乗り越えないといけないわけです。 ……が、健治さんはそこまで思考できていないという可能性がありそうです。

“心の知能指数”が低いエリートは意外と多い

彼は直面している問題を乗り越えるための思考を働かせることができず、先延ばしにして現実逃避しているのでしょう。いずれにしても、健治さんの問題解決力の低さが露呈してしまっている状況と考えられます。 アラフォーでエリートの健治さんが、なぜこんなことになってしまっているのかというのが、瞳さんとしては理解できないのでしょうが、それは「ハイスペ年上彼氏」に間違ったイメージを持ってしまっているからかもしれません。 健治さんは39歳ですから年齢で判断するなら立派な大人ですし、難関大学卒のエリートですから頭もいいという先入観があるのでしょう。 しかし、精神年齢が未成熟で中身はお子ちゃまというアラフォーは決して少なくありませんし、ハイスペでも学校のお勉強の成績や与えられた仕事に対してのスキルが高いだけで、“地頭”が悪いというケースも少なくありません。 「ハイスペ年上彼氏」でも、“心の知能指数”と呼ばれる「EQ」が低く、問題に直面すると思考停止になってしまうという男性は、意外といるのです。 余談ですが、「ハイスペ年上彼氏」は自分のキャリアのみを客観視して、自身でも“大人で頭がいい”と思い込んでおり、実は精神年齢が低いことや地頭が悪いということの自覚が薄いというパターンは往々にしてあります。健治さんももしかすると、その無自覚タイプという可能性は捨てきれないでしょう。
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「この彼氏で本当にいいのか?」、再考のとき
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