同じく恋愛経験ゼロの相手から「誘ってもいいですか?」
タクさんは穏やかな男性でした。デート終了間際に「マッチングしてもっとお話ししたいです」と言われ、無事にマッチングが成立。2回目にアプリ内でデートを行います。メモティアの中には、マッチングしたカップルがお互いを深掘りするための質問が用意されているデート空間もあるそうです。
そこでお互い恋愛経験がないことや、相手の方が1歳年上であること、住んでいる場所が同じ路線で2駅隣に住んでいるということも、自然な形で知ることができました。人気漫画『ゴールデンカムイ』が好きという話になり、その流れで、当時上映中だった同作の実写映画が話題に。タクさんから「
誘ってもいいですか?」と、誘う前に確認されたそうです。

写真はイメージです
希さんはTwitter婚活で知り合った男性とリアルで会った時に、外見があまりタイプではなく引いてしまった苦い記憶があります。そのためダラダラとアプリの中で会話をして、時間が経ってから外見がタイプじゃないと知るのは嫌だという思いもありました。
希さんはお誘いを受諾して、リアルデートの約束をしました。
リアルで会ったのは知り合ってから約1カ月目。その前に、仮想空間で3回ほど会話しました。実際に会ったタクさんは緊張している様子でした。でもアバターで会話していた時とイメージに差がなく、希さんにとって外見の印象もよかったようです。
2回目も映画デートでした。そのあと居酒屋「鳥貴族」に行って話しながら、
もっとタクさんのことを知りたいと思っていると伝えました。タクさんも同じ気持ちであることを確認して、お付き合いを開始することに。
恋愛経験がない女性が、自分からこんなにも自然にお付き合いまでクロージングできるのは珍しいと思いました。なぜできたのか、ご本人に聞いてみました。
「自分の好みの範囲が狭いことは自覚していて、外見も見てピンと来る人はいないと思っていました。タクさんと何回も会って、
ただの友達になってしまうのは嫌だと思ったんです」
メモティアの広報に取材して、AIはどうやって合う人を選んで紹介しているのかを聞いてみました。
「出身地、居住地、年齢等の他にも趣味からオタク度も測定してAIが相性がいい人を紹介しています。メモティアはマッチングアプリの中でデートをしていくので、
デートの日程変更や遅刻、キャンセルの有無も全て計測できます。利用するほどユーザー様のマナーレベルも学習して近い方を紹介するようになっています。これからもAIのマッチングアルゴリズムの精度は上げていく予定です」