
二つめは、多飲のリスクについてです。厚労省のサイトを見ていくと、糖類を含む嗜好飲料の多飲が肥満をきたす恐れがあるとして、注意喚起が行われています。
さらに言及しているのは、「ペットボトル症候群」のリスクについて。汗をかいたときや疲労時に飲みたくなる炭酸飲料や清涼飲料は、多飲によって高血糖状態を招き、「ペットボトル症候群」という急性の糖尿病を引き起こすリスクがあります。
症状は、のどが渇く、だるい、疲れやすい、イライラする、吐き気がするなどで、重度の場合は意識もうろう・昏睡などの症状を呈すことも。特に学童期の子どもは清涼感のある甘みを好むため、注意が必要です。
※参照:
厚生労働省e-ヘルスネット「嗜好飲料(アルコール飲料を除く)」
子どもが炭酸飲料・ジュースを飲みたがったらどうするべき?
これらの背景をふまえて、自分の子どもに炭酸飲料や甘いジュースを飲ませるか否かを、今一度考えてみるのはいかがでしょうか。
この行為は、自分が不安にならないスタンスを確認することにもつながります。炭酸飲料や清涼飲料水に関連する論文を探してみたり、憧れるスポーツ選手が炭酸飲料や清涼飲料水飲んでいるか調べてみても良いかもしれません。
これらは一般人でもある程度調べやすい環境になりつつありますし、医師や専門家に直接相談するのも有効でしょう。
最後に私自身のエピソードをお伝えすれば、もともと炭酸飲料や甘いジュースを好まない子どもだったため、成人するまで飲んだことがほとんどありませんでした。我が家の小学2年生の息子も同様で、現段階では好んで飲むようなことがありません。
今後もし飲みたがったとしたらむやみにりつけたり禁止するつもりはありません。まずは冷静に子どもの様子をしっかり観察する姿勢に徹しようと決めています。
それら飲むことで食事の栄養バランスや食習慣が乱れていないか? 体重増加や健康状態、日々の言動に問題はないか? このようなことを冷静にチェックしていく姿勢を親が持っておくことで、むやみな不安や心配事を解消できるのではないでしょうか?
<文/食文化研究家 スギアカツキ>