炭酸飲料やジュースばかり飲む子ども叱るべき?心配な親に伝えたい2つの科学的事実
「ペットボトル症候群」に要注意
二つめは、多飲のリスクについてです。厚労省のサイトを見ていくと、糖類を含む嗜好飲料の多飲が肥満をきたす恐れがあるとして、注意喚起が行われています。
さらに言及しているのは、「ペットボトル症候群」のリスクについて。汗をかいたときや疲労時に飲みたくなる炭酸飲料や清涼飲料は、多飲によって高血糖状態を招き、「ペットボトル症候群」という急性の糖尿病を引き起こすリスクがあります。
症状は、のどが渇く、だるい、疲れやすい、イライラする、吐き気がするなどで、重度の場合は意識もうろう・昏睡などの症状を呈すことも。特に学童期の子どもは清涼感のある甘みを好むため、注意が必要です。
※参照:厚生労働省e-ヘルスネット「嗜好飲料(アルコール飲料を除く)」
子どもが炭酸飲料・ジュースを飲みたがったらどうするべき?
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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