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有名大卒の32歳女性に「ロクな出会いがない」理由。会ってひと目で分かった“致命的な間違い”

服装とメイクに“課題”がありすぎる

相談に来た日のユイさんは、キャミソールが長くなったようなベージュのワンピースを着て、厚底スニーカーを履き、コットン素材のトートバックを持っていました。化粧は崩れて肌はテカテカで、顎回りはニキビが目立ちます。くせ毛だからある程度は仕方がないかもしれないけれど、アホ毛が多く、全体的に生活感がありすぎるのです。マッチングアプリで使っている写真も、Tシャツを着た自撮りでした。 怒りの表情の女性ただ、職場ではこんな服装でも何ら不都合はないと言います。 「男性も女性のことを比較検討しているからね。アプリの中で比較したら、ユイさんは垢抜けない方になっちゃうんですよ。おしゃれな丸の内OLとかもっときれいな人と、外見で比較検討されるのがマッチングアプリなの。もっと美容や服装を改善して、スキンケアやメイクも習った方がいいよ」 こんな風に伝えたものの、ユイさんはあまりピンとこない様子。 「そうなんですか。明るい色を着た方がいいかなと思って。30代だと服は何色がいいんですか?」

外見レベルが低いほど、周りは指摘しづらい

見る人が見ればユイさんは“イモ”とか“ブス”とか言われてしまう部類なのです。ただ、顔立ちが悪いわけではないし、しっかりファンデーションも塗っています。 外見の指摘はとても難しいし、気を使います。ユイさんには学生時代に彼氏がいたそうです。同じ学校で知り合った男性でした。若かったし、学校での出会いであれば、外見のみならず何かしらの共通点や近くで見ての人柄から意気投合して付き合うこともあるでしょう。 ユイさんは有名大学を卒業し、東証プライム上場企業勤務です。民度が高い方に囲まれ、外見いじりなどは経験したこともないようです。民度が高いコミュニティに限らず、今は女性の外見指摘はセクハラに値するので社会全体として減少しているはず。 でも、婚活ではルッキズムが加速しているのです。写真での見た目が残念なので人気がある男性からは選ばれないのですが、「いいね」は来るため自分がモテないとは気が付きません。 「あと一歩! 惜しい!」というレベルの容姿の方だと、「髪の毛おろした方が似合うよ」のように具体的にアドバイスもできるのですが、髪も肌もメイクも服装もすべてに課題があるユイさんレベルの身だしなみだと、最も外見の指摘がされにくいのです。
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