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背後から耳をハムッ。女性用風俗の施術を盗み見るようなシーンが官能的すぎてとろける|ドラマ『買われた男』

「茶道」と通じる施術

「買われた男」 この聖域は、外の世界と完全に切り離されている。ヤマトによる夢のような施術によって心が解放され、外の世界のわだかまりは、涙で浄化される。ベッドに並んで座るふたりのナイショ話は誰も邪魔できない。  施術後、ヤマトの見送りに対して、のどかはすっきりした表情で、もう来ないという。デトックス状態の晴れやかさに、ヤマトも嬉しそうにうなづく。もちろん商売としてリピーターを獲得するにこしたことはない。  でもそれ以上に、相手を“もてなす”心が重んじられる。どんな相手でも等しく。しかも一期一会。誤解を恐れずにいえば、女性用風俗店の施術は、「茶道」と通じているようだ。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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