
社員全員が小林さんに対して気を遣う毎日を送るなか、転職を考えはじめたという智子さん。
退職するなら1か月前までには相談する必要があったため、意を決して小林さんにその旨を伝えたそう。
「『今日少し仕事が終わった後に話そう』と呼び出され、職場近くのマクドナルドで話すことになったんです。私と小林さんは偶然にも最寄り駅が同じなのですが、職場は最寄駅から1時間ほどの場所にあり、小林さんは車通勤のため現地集合でした。
私は『今の仕事だと帰宅時間が毎日終電になってしまうこともあり、転職したい』と伝えたのですが、最終的には『辞められると困る』と言われました。それでも辞めたいと話すと、『お前が今やめることで人員不足になったら俺がどれだけ大変になるか分かるか?』と怒り始めたんです。退職する前に部下を店長にできるよう教育していくと話すも、取り合ってもらえずでした……」
そうこうしているうちに、智子さんの終電が近づいてきました。
「『すみません、今日はもう終電が近いので失礼してもいいですか?』と何度か訴えたのですが、小林さんは『まだ話が終わってない』と怒り、とうとう終電がなくなってしまいました。
『店長としての自覚が足りない』と一方的に店内で怒鳴られ、他のお客さんも居る中、本当に恥ずかしかったです。ひと通り私に対して暴言を吐いたあと、小林さんは車で帰って行き、私は1人店内に取り残されました」
業務時間外に職場外に呼び出された上に、終電で帰してもらえなかったという智子さんはタクシーで1時間走るほどのお金もなく、彼氏に泣きながら電話をし、迎えに来てもらったといいます。