とにかく自分大好きの東中アナは、スマホ内に5000枚の自撮りがあり、中でもお気に入りの2枚が番組で紹介された。カットモデル風の1枚と横を向いたワンショットのうち特に横顔が好きだという。
自分が一番映える角度を研究することに余念がない。が、ここで待ったをかけたのが、最上段のベテランアナウンサー席に座る渡辺和洋アナだった。いきなり横やりを挟んできてなんだよと思ったら、そっか、渡辺アナもまたジュノン出身者。
曰く、東中アナが選出されたベスト35は正確には“ジュノンボーイ”ではないというのだ。ジュノンボーイの称号は、ファイナリストだけが正式に名乗るべきだと強く主張。筆者が文頭で“出身者”とあえて明記しておいたのはそのためである。
2年目の新人アナを前に大ベテランがなんだか大人げないなと思うのだが、渡辺アナはファイナリスト中、第4位(審査員特別賞)。我こそはジュノンボーイとばかりに持って回った言い方で「僕です」といってしまえる。
ファイナリスト当時の写真が紹介されたが、確かにピカピカのイケメン。というわけで、渡辺アナがフジテレビで唯一のジュノンボーイ・アナウンサーということになる(三浦翔平が審査員特別賞を受賞した2007年・第20回で日本テレビアナウンサー・川畑一志がファイナリストに選出されている)。
渡辺アナがコンテストに参加したのは、1996年(第9回)。応募者総数が1万人を超えるのはちょうど翌年からだから、まだまだ開催規模は発展途上だったとはいえ、だからこそ、ジュノンアナウンサーの元祖感はひしひしと伝わる。