幸せなプロポーズ旅行に浮気相手登場で最悪な結末に…「あなた以外にも私という女がいるから」
幸せの絶頂からドン底に
そして食事を終えた大知さんがトイレに立ち、亜沙美さんがひとりテラスでまどろんでいると、なぜか見知らぬ女性が隣に座ってきて…。
「最初は席を間違えちゃったのかな?と思ったのですが『亜沙美さんですよね?私、実は何度も大知くんとここでデートしでるんですよ』とスマホの待ち受け画面を見せられて…。確かにそこには大知とその女性がテラスで微笑む姿がありました」
亜沙美さんは混乱のあまり現状を理解することでいっぱいいっぱいになり、ただ呆然と彼女の話を聞くしかありませんでした。
「その女性が『とにかく大知くんはあなた以外にも私という女がいて、このままだと苦労するから別れた方がいいよ』としきりに言ってくるので、だんだんと悲しくなってきてしまい…。
なんでプロポーズしてもらえると浮かれていたのに、急にこんなドン底に突き落とされるような目に合わなくちゃいけないの?と思った瞬間、大知が鬼の形相でこっちに駆け寄ってきたんです」
3人で話し合い
「なんだか同じ女性としてそんな彼女の姿を見ていたら、きっと本当に大知のことが好きでいつか結婚できると信じていたのに、裏切られた絶望が胸に突き刺さるように感じられて辛くなってしまったんですよね」
そしてお店の人達に謝り、外に出て3人で話をしたそう。
「どうやら大知は、私と付き合う前からその彼女に『別れてくれ』と何度も言っているようでしたが、結局は『絶対に別れない』と粘る彼女と定期的に会っては体の関係も続いていたみたいでした。大知は『そんなの嘘で、こいつの妄想話だ』と私に言い訳してきましたが、直感的に私は嘘をついているのは大知の方だと思ったんです」
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