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夫の不倫を許そうとした妻「だけど、身体が悲鳴を上げた」/結婚人気記事BEST

 次々と体調不良に苦しむ妻を見てきた夫も、「わかった。ごめん」と言った。そのときの夫の顔がどこかほっとしたように見えたとヒロコさんは言う。 身体の悲鳴「お互いに我慢していたのかもしれません」  浮気のことは伏せたが、娘にはおとうさんとおかあさんは一緒に暮らすのがむずかしくなったと告げた。離婚はするけど、親子関係は変わらないと。  分譲マンションや家財道具などをすべて処分。夫が新たに購入した2DKのマンションでヒロコさんは娘と暮らす。離婚直後は精神的に不安定になった娘だが、今は近くのアパートに住む父のところにも自由に行っている。3人で食事に行くことも少なくない。  ヒロコさんは本格的に仕事を始めた。 「離婚したら気が楽になって、今は夫とはいい友だちという感じです。経済的には余裕がないけどあらゆるストレスから解放されました。今はこの形が、私たちにとってベストだと思っています。自分でも気づかない我慢を重ねてきたんだと実感しました」  この先、ヒロコさんと元夫がどうなるのかはわからない。ふたりとも新たに恋をすることもあるかもしれない。それでも娘がいる限り、協力しあおうと話しているそうだ。その話し合いは「我慢をともなわず、本音で話せたと思っています」とのことだった。  ――不倫発覚、その後。Vol.2―― <TEXT/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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