36歳の時には、年収700万円・40歳のコウスケさん(仮名)と真剣交際に進みました。
コウスケさんの仕事が忙しい時期と、紗枝さんの誕生日が重なっていました。それでもお祝いはしてもらいました。ただ、なにかと「決算で忙しい中で時間を作ったのに」と後から恩着せがましく言ってきたそうです。結婚の話も出ていたものの「たった一日のために数百万円使うって無駄だし、結婚式はしたくないから、しなくていいよね」などと言われます。
話し合いにはならず、関係を解消しました。結婚相談所では真剣交際解消後のLINEのやり取りが禁止されています。しかし、コウスケさんからは「
今まで紗枝さんに払ったデート代は○○円です。無駄になったから返してもらいたいぐらい」とLINEが来たそうです。
コウスケさんと別れてから、「優しい男性」という条件も増えました。この間に紗枝さんの年齢は2歳上がりましたが、特に年収は増えていません。
会う男性の数が増えて相手の条件も増えるという婚活沼にハマると、結婚できないまま見る目だけが厳しくなり、年齢だけが上がってしまうのです。
「損したくない気持ちが強すぎて、確実そうな男性を探すほど、癖が強い人を引き当ててるよ。マインドを今すぐ変えるのは無理でも、プロフィール文と写真は直しましょう。平等な関係を築きたいなら、まずデートの支払いの欄も割り勘でしょう」
「そうですね」
紗枝さんはしぶしぶ、プロフィールを見直してくれました。