市役所の“◯◯課”でメーワク客に遭遇。“反社風の男”が職員を怒鳴り散らすワケとは
イカつい男性に「おい!」と声をかけられて
すごく怖くて、市役所も静まり返っていたそうです。
「そんな中ですよ、その男性が私の方を向いて『おい! こっちこいや!』と叫んだんです。あの時はびっくりし過ぎて、泣きそうでした」
男性の声にビクッと肩を震わせたみほさん。しかし、男性が呼んだのは、みほさんではありませんでした。
「私たちの他に、もう一組の母子が遊び場で遊んでいたんです。その方が、男性に呼ばれたようでした。私よりも若い感じの女性と、6ヶ月くらいの赤ちゃんだったんですけど」
20代前半と思われる女性が、小さな子どもを抱いて納税課へ歩きます。
「こんな状況で税金、払えねえんだよ」と泣き落とし
「2人は夫婦だったようです。あまりに年齢も雰囲気も違ったので、驚きましたね。女性が納税課のほうへ行くと、男性は『今、こんな状況でよ、税金、払えねえんだよ。わかるか?』と職員を諭すように言っていました」
その後、男性は職員たちに「何か策はないか?」と相談していたそうです。
「最初にあれだけ周りの注目を浴びて職員や来庁者を怖がらせたのに、最後は自分の状況を伝えながら泣き言のように訴えるって……。なんか、やり方まで怖い」
普段は平和な市役所にも、ときどき変わった市民が訪れるようです。自治体職員の苦労も垣間見えたエピソードでした。
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<取材・文/maki イラスト/魚田コットン>


