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弁護士でアナウンサーの青木美佳さん、42歳で「19歳年下男性」と結婚を決めたワケ

 高橋一生さん&飯豊まりえさん(17歳差)、堂本剛さん&百田夏菜子さん(15歳差)、山本圭壱さん&西野未姫さん(31歳差)――。  これらはいずれも、近年「年の差婚」で話題になったカップルと、その年齢差です。2011年に「ザ・ドリフターズ」の加藤茶さんと加藤綾菜さんが45歳差での結婚を公表して以来、「年の差婚」はさほど珍しいものではなくなってきています。それでも、結婚したカップルの組み合わせを見ていると、ある「法則」に気付きます。それは多くの場合、「男性が年上で、女性が年下」だということ。  法則が物語るのは、結婚において男性は自分より年下の女性を求める傾向が高い、という現実です。

19歳差の「年の差弁護士カップル」

 厚生労働省が発表する人口動態統計年報「初婚夫妻の年齢差別にみた婚姻件数・構成割合の年次推移」によれば、2021年に婚姻届が出された初婚夫婦計45万304組のうち、夫が年上のケースは56.3%。昭和45年時点では79.5%だったため割合としては下がってきてはいますが、「夫が年上」のパターンは、今なお半数以上を占めているのが現状です。  そんな中、少数派ながら、「妻が年上」の年の差婚もあります。弁護士の青木美佳さん(43歳)と、司法修習中の青木(旧姓・甲斐)友貴さん(24歳)は2023年6月に入籍し、2024年元旦、X(旧Twitter)でフォトウェディングの写真を添えて結婚を報告しました。  同じ業界にいながらも20歳近い年の差(結婚当時、美佳さんが42歳、友貴さんが23歳)がある2人はどこで出会い、いかにして結婚への道を辿ったのでしょうか。

弁護士とアナウンサー、二足の草鞋を履く妻

年の差婚

妻の青木美佳さん(右)、夫の友貴さん(左)

 妻の美佳さんは1981年、東京都八王子市生まれ。日頃は企業法務や一般民事事件などを担当しています。XではファンであるV6や日常の何気ないことをつぶやいたり、匿名で質問や回答ができる「質問箱」というWebサービスを使って法曹志望者などの質問にも答えており、気さくな印象です。  特徴的なのが弁護士だけではなく、フリーアナウンサーとしても活動していること。弁護士1年目から3年目頃まではネットラジオのニュース番組でキャスターを務めていました。現在は第二東京弁護士会(通称「二弁」)の広報も担当し、二弁公式YouTubeチャンネルの動画ナレーションや、修習生や学生向けのイベント司会などをしています。背景には、弁護士になる前に、専業の「アナウンサー」だったという経歴が関わっています。  新卒採用では在京キー局を中心に受験をしたものの夢叶わず、1年間ほど民間企業に勤務したのちに大学院に進学。再度の就職活動を経て、フリーランスのアナウンサーとして各局の番組に出演し始めました。  幼い頃から憧れていた職業に念願叶って就けたものの、契約は1年ごとの更新、報酬は番組出演の本数に応じた支払い体系で、待遇はきわめて不安定でした。とくに女性アナウンサーは若さが重視される傾向にあり、周囲の優秀な先輩が30歳を過ぎて急に仕事がなくなる姿に不安を抱いていたといいます。  仕事と並行して早稲田大学大学院法務研究科(ロースクール)に入学し、34歳、4回目の挑戦で司法試験に合格。当初はアナウンサー業を中心に弁護士として仕事を行う予定でいましたが、「いざ始めてみたら結局、弁護士業が8割になっていました」と笑います。
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3つの難関国家試験を突破した夫
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