
ただし、人が立つ、座るなどするとベッド下へ逃げ込んでしまったそう。そこで、飼い主さんは「見えてません・構いませんアピール」をし、甘えてきた時にだけ撫でることにしました。
「しばらくはベッドの下が住処でしたが、迎えて1ヶ月半を過ぎた頃、初めて私のベッドに上がり、布団の上で丸くなってくれました。それから半月後には枕に乗り、顔に寄りかかってくれたんです」

共に暮らす中で、飼い主さんはきなこちゃんの愛くるしさをたくさん知りました。お喋り好きのきなこちゃんは飼い主さんが話しかけると、かわいくお返事。サイレントニャーを返してくれることもあります。
また、撫でていた手を引っ込めようとすると、なぜか猫パンチを繰り出してくるというかわいい癖も。
「空のフード皿を下げる時も、私の手をパンチします。あと、猫トイレのシーツ交換を始めると走ってきて、そばに座って見届けます(笑)」

現在、きなこちゃんは8歳。FIVと上手く付き合いながら、シニア期を謳歌。
FIVの子が戦わなければならないのは、病気ではなくストレスなのかもしれない。一緒に暮らす中で、そう感じた飼い主さんは、ストレスを与えない生活を意識しているそう。室温は高めになるように心がけ、夏と冬にはエアコンを常時稼働させています。