やよい軒「0円おつまみ」がお得すぎる! コスパ最高の“ちょい飲み”を楽しむ方法
飲食店を多く展開している株式会社プレナスは5月9日、月次速報を更新。前年同月比の全店舗の売上を見ると、持ち帰り弁当チェーン「ほっともっと(Hotto Motto)」は4月は微増(101.5%)だったが、定食チェーン「やよい軒」は4月112.7%と堅調だった。同社の安定した成長を支えていると言っても差し支えない「やよい軒」。
着実で安定した人気を誇っている背景には、満腹感を与えてくれる充実した定食メニューに加え、“ちょい飲み”に適していることも大きいのではないか。定食屋だけではなく居酒屋としての魅力も備えている「やよい軒」で、定食メニューを一切頼まずにちょい飲みしてきた。※以下、価格は全て税込、取材時の価格です。
「やよい軒 西新宿店」を平日の15時ごろに訪問。混雑するランチやディナーのタイミングを外したものの利用率は7~8割。人気の高さが伺えるが、お酒を飲んでいる人はさすがにいなかった。早速、券売機で注文しようとすると、予想外の事態に直面する。券売機の「ドリンク」をクリックしてお酒を選ぼうとすると、“メガジョッキ”という単語が目に飛び込んできたのだ。
公式ホームページのメニューにはメガジョッキは存在しないため、当初は中ジョッキを頼む予定だったが、“メガジョッキ”という言葉を目の前にして中ジョッキを頼む気は当然消失して「ビール メガジョッキ」(890円)をオーダー。ちなみに「やよい軒」に問い合わせたところ、メガジョッキは一部店舗のみで取り扱っているらしい。メガジョッキを求めて訪問しても店舗によっては置いていないため、事前にチェックしておくと良いかもしれない。
「ビール メガジョッキ」は「キリン 一番搾り」。メガジョッキを名乗るだけあってしっかりメガサイズ。ビールだけで約900円は、ちょい飲みの枠を大きくはみ出すほどの高さかもしれない。とはいえ、生ビールかつ、たまに名もなき居酒屋で見かける“なんちゃってメガサイズ”ではなかったので問題はない。
食べ物はサイドメニューから「玉子焼き」(220円)、「フライドポテト」(220円)、「牛肉のすき焼き小鉢」(280円)の3品をオーダー。
まず「玉子焼き」から実食。長方形のビジュアルをしているため、てっきりだし巻き卵の味を予想していたがしっかり玉子焼きだった。出汁の風味などは一切ない。味自体は甘味と塩味を感じられる絶妙なバランス。ただ、あまりにシンプルな味のため、お皿についているマヨネーズをつけたり、卓上に置いてある醬油をかけたりなど、味変することで美味しく食べ進められる。また、“できたて特有”のプリプリ食感を楽しめることも魅力の一つと言えそうだ。
次に「フライドポテト」をいただく。サクサク感はあまりない。若干シナっとした食感になっているが、内側はジャガイモの味を感じられるほど肉厚。ふりかけられている塩が多いからなのか、正直しょっぱさを強く感じた。ただ、良い意味で“特徴のないフライドポテト”だったため、ビールにもバッチリ合って「こういうのでいいんだよ」という満足感を得た。