「牛肉のすき焼き小鉢」は特にビールに合う仕上がり。「やよい軒」では定食メニューを頼むとご飯のお替りが無料だからなのか、かなり味は濃い。ご飯に合う甘辛い味付けになっており、必然的にビールにも合う。

コスパ抜群の小鉢料理
牛肉はトロっとしているくちどけ食感。たまねぎはシャキシャキしており、牛肉と一緒に食べると、それぞれの食感を同時に楽しめる。結び糸こんにゃくは甘辛いタレをたっぷり吸収しており、
結び糸こんにゃく1つでご飯一杯を食べられるレベル。牛肉を使用した小鉢料理は一般的な居酒屋の場合、安くても400~500円くらいになるかもしれない。それを鑑みると、
この280円の小鉢はかなりコスパの良いメニューのように思う。
ただ、コスパで言うと小鉢が1位ではない。「やよい軒」には無料のおつまみが存在するのだ。それは、大根、白菜、きゅうりを醬油漬けした「
刻みごま白菜漬け」だ。

0円おつまみ
コロナ禍の影響なのか、回転寿司屋で迷惑行為をした客の影響なのかは不明だが、「刻みごま白菜漬け」は以前は卓上に置いてあったが、現在は専用のスペースでゲットできる。
漬物はそもそもお酒との相性が良く、「刻みごま白菜漬け」もやはりビールと相性抜群。「『きゅうりのキューちゃん』は好きだけど、そこまで漬物は得意ではない」という人も一定数いると思うが、そういった人でも美味しくいただける。羞恥心や罪悪感など人間らしさを形成している様々な感情を無視できれば、ビールだけ頼んで「刻みごま白菜漬け」をポリポリ食べても満足感を得られるだろう。もちろん取り過ぎは禁物だ。