「大戸屋でビールを飲む」のがコスパ最高だった。野菜とお魚の“贅沢な和食”に、実家を思い出しエモくなる
各地でビアガーデンが盛り上がるなど、ビールが美味しい季節だ。実際のところ、ビールの人気は根強い。株式会社しんげんが今年5月に発表した調査結果*によると、「どんな種類のお酒を飲みますか?」(複数可)という設問では「ビール」(61.5%)が最多だった。(*男女200人を対象にしたインターネット調査)
ただ、歯止めがきかない物価上昇のさなか、できれば安くビールを飲んで暑い夏を乗り切りたいと考えている人は多いはず。そういう人にオススメしたいお店が「大戸屋」だ。大戸屋は定食チェーンのためビールのイメージは皆無。しかし、大戸屋はビール(中ジョッキ)を350円で飲むことができる。“居酒屋”としての可能性も秘めている大戸屋でちょい飲みしてきた。※以下、価格は全て税込、取材時の価格です。
平日の20時前に「大戸屋ごはん処 新宿西口大ガード店」を訪れた。店員さんからテーブル席かカウンター席を聞かれてテーブル席を選択。隣のテーブルと近いため、のんびり飲むことは難しそうに思われた。ただ、食べ終わってスマホをいじったりなど1人の世界に浸っている人も多く、周囲を気にしなくて良い空気感が流れていた。19時前後の最も混みそうな時間帯に来ていたら、もう少し雰囲気は違っていたのかもしれない。
早速注文。いちいち店員さんを呼んでビールの2杯目をお替りするのはどこか恥ずかしさを覚える。その点、この店ではスマホで注文できるため、気兼ねなく2杯目をオーダーすることが可能。
注文画面で「アルコール」の項目をタップする。提供のタイミングを選択できるのもありがたい。結果的に注文してから料理が運ばれてくるまで15分ほどかかったため、「同時」を選択しておいて良かった。大戸屋は居酒屋ではないため、すぐにメニューが運ばれてこないことを想定しておく必要があるのかもしれない。
メニューが到着。「ほうれん草の胡麻和え」(290円)、「金平ごぼう」(290円)、「ミニしまほっけの炭火焼き」(470円)、そしてビール(中ジョッキ)を頼んだ。
「ほうれん草の胡麻和え」や「金平ごぼう」など、若い時には進んで食べたいと思う料理ではなかったが、急に食べたくなったのは自分がちゃんと年を重ねた証なのかもしれない。
ちなみに、中ジョッキの大きさも350円であることを鑑みれば十分なサイズだ。