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「子どもの愛し方がわからない母親だっている」依存症だった母との壮絶な日々

母を見捨ててしまった罪悪感

わたしは、母を見捨ててしまったことで、いまなお埋まらない心の空白にひとりでため息をつく日がある。母が死んで幾年も過ぎたいまですら、かつての苦しさを夢に見る夜がある。>(『母を捨てるということ』より) ――女子SPA!読者に多い30~40代は、自分と母親の価値観の違いに気付き、イライラやモヤモヤを抱えている人が多い年齢だと感じます。どうするのがいいと思いますか? おおたわ:母親が育ったときとは時代も変わっているので、価値観の違いはありますよね。 私も母にイライラして、ひどいことを言ってしまったり、きつく当たったりしてしまったことがあります。 でも、母が亡くなってからは「あんなことを言わなければよかった」とか「あのときもうちょっと優しくしてあげればよかった」とか、そういうことばかり思い出しますよ。何年たっても忘れられなくて、自分を責め続けることになる。 だから、親と程よく距離を取るのは重要ですよね。自分のためにも、後悔するようなことはしない方がいいのだと思います。 おおたわさん

依存症になりやすい人、6つの特徴

――おおたわさんのお母さんは痛み止めの常用から薬物依存となってしまいました。「強い痛み止めを使ったからといって誰もが薬物依存になるわけではない」と本にありましたが、どんな人が依存症に陥りやすいのですか? おおたわ:依存症になりやすい人には6つの特徴があると言われています。 ①自己評価が低く自分に自信が持てない ②人を信じられない ③本音を言えない ④見捨てられる不安が強い ⑤孤独でさみしい ⑥自分を大切にできない これは、埼玉県立精神医療センターの成瀬暢也先生が挙げていらした特徴です。母もまさしくこういう人でした。 アルコールや薬物以外にも、拒食や過食、暴力、買い物、セックス、窃盗などの依存症にも共通します。
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依存を責めることは逆効果
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