――いつ頃まで「売れてない」っていう気持ちだったんでしょうか。
アレン:ぶっちゃけ、言うよ。
女子SPA!にインタビューしてもらった頃(2019年)でも、やっと1%の人がアレン様の良さに気づき始めたかな?ぐらい。それまでもテレビに出ていたけど、出方も悪かったし、本来の自分を出すのも怖かったし、地元の友達とか親にそんな姿を見られるのも嫌だし、綺麗な売り方だけをしてたのね。
でも、そんなの売れるわけない。だって、誰もそんな求めてないから

まるで別人!デビュー当時(2014年)のアレン様
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著書には、テレビに出ながらくすぶっていた6年ほどの苦い経験が書かれています。(以下< >は同書から引用)
<(初めてのテレビ出演で)放送を見たら、ヮタクシの発言も放送で全く違う形にされて、「整形依存ヒモ男」みたいなキャラにされちゃって。>
<収録で言われた通りにブチギレたら、放送でとんでもないヒステリックサイコ野郎みたいな取り上げられ方してたの。>
<自分のキャラを出す場所がなくて、テレビに呼ばれてはたらい回し。もう本当にうんざりだったの。>
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――そんな時、お友達に「普段のアレンを出したほうが面白いのに」と言われて、旧TwitterやYouTubeで発信し始めたことが転機になったそうですね。

アレン:そう。本来の自分を出した今の方がすごく幸せだし、汚い部分を隠している間は誰も売れないって思ってます。身をもってそれを経験しましたね。
テレビもオファーがあれば出ますけど、知名度があることと、ファンがいることって別物じゃないですか。だから、私は今すごい幸せ。私とクリマン(ファンのこと)は共依存だから、仕事としてSNSをやってるんじゃなくて、SNSで友達の動向を追うように、気になってクリマンのこと見ちゃうんですよね。私は友達がほぼいないので、クリマンとの方が交流が多いです。