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15周年を迎える「三代目 J SOUL BROTHERS」に“既視感が全然ない”ワケ

ダンス&ボーカルグループとして前人未到の持久戦へ

4都市で全9公演行われたドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2024”ECHOES OF DUALITY”』 あるいはNAOTOがMCで「誰一人減ることなく」と話していたように、日本のダンス&ボーカルグループの歴史を考えたとき、デビューから一度もメンバーが変わることなく活動を続けていること自体が、他にあまり例がない。  88歳、100歳まで現役かどうかはさておき、15周年以降の三代目JSBは、ダンス&ボーカルグループとして前人未到の持久戦に入るということを意味している。『“ECHOES OF DUALITY”』東京公演で5thアルバム『PLANET SEVEN』リード曲「Eeny,meeny,miny,moe!」が披露されたとき、NAOTO、小林直己、ELLY、山下健二郎、岩田剛典、今市隆二、ØMIそれぞれの個性が固く結束していたのを見て、この持久戦は限りなく永遠に近いだろうなと感じた。  2025年1月12日から放送されるドラマ『フォレスト』(ABCテレビ・テレビ朝日)主演の岩田剛典が、『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ、2017年)の「HAPPY」ぶりにドラマ主題歌(「What Is Your Secret」)をグループに持ち帰ったのも大きな動力源になるだろう。  15周年ドームツアーのタイトルは、『“KINGDOM”』だ。2023年に開催された6度目のドームツアー『 “JSB LAND”』の「JSB国」への入国を経て、今度はその先にどんなに壮麗な王国(KINGDOM)を目の当たりにできるのか。  個人的には、『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2019“RAISE THA FLAG”』で披露された「Eeny,meeny,miny,moe!」→今市隆二ソロ曲「RILY」→「君となら」と接続された神セトリを上回るものを夢想する。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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