大河ドラマで泣き叫び呪詛する“怪演”35歳女優。一転「原節子をイメージ」して新作に挑んだワケ
『敵』は私の俳優人生におけるご褒美
映画ってお祭りみたいでみんなで作る過程が楽しい
――あの手持ちカメラ撮影の映像はインパクト大でした。
瀧内:そのあとの庭のシーンもすごい。ああいう撮影って楽しいんです。
――役者としてですか?
瀧内:いえ、役者に限らず、チームとしての意識が特に必要で、映画ってお祭りみたいでみんなでああでもない、こうでもないって言いながら作りあげる過程が本当に楽しいんです。
脚本を読んでいたときから楽しみでしたが、出来上がりが想像以上で、「こうなるんだ」とワクワクしましたし、いろんな解釈ができて発見がある作品ですので、とても面白かったです。ぜひ劇場でご覧いただきたいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>
(C) 1998 筒井康隆/新潮社 (C) 2023 TEKINOMIKATA
『敵』は全国公開中望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi



