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今なら炎上確実な平成の大人気ドラマ。鈴木保奈美が演じた、男たちのエゴに振り回された末路とは?

もしこのストーリーのまま現代でリメイクしたら…?

 社会に出るまでのモラトリアム期間に友情を深めた仲間たちが、いざ社会に出て荒波に揉まれていく姿を、清濁併せ飲むバブル崩壊期の社会情勢を背景に描かれた名作であったことは間違いありません。  けれど潔癖・誠実だった女性主人公が、利己的なクズ男たちに振り回された悲劇を、強引に美談化したような結末だったことも否めないのです。  30年以上前の作品のため、今とは世相も価値観も違うでしょうが、もしこのストーリーのまま現代でリメイクしたら、確実に大炎上案件でしょう。

平成初期の名作ドラマにツッコミ視聴するのも楽しい!

 ……と、こんなふうに、現在の令和の価値観で、平成初期の名作ドラマにああだこうだとツッコミを入れながら視聴するのも楽しみ方のひとつ。
『愛という名のもとに』はフジテレビ公式動画配信サービス「FOD」で全話視聴可能なので、放送中の『プライベートバンカー』のストーリーを追いながらそちらも視聴し、唐沢さんと鈴木さんが演じたそれぞれのキャラクターを観比べてみるのも一興なのではないでしょうか。 <文/堺屋大地>
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi
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