森香澄が“あざといキャラ”界で1強のワケ。田中みな実には無かった「インカレ女子大生感」とは?
今、大ブレイク中のタレントの一人と言えば森香澄さんではないでしょうか。2024年上半期には「タレントパワーランキングが選ぶ2024年上半期にブレイクした男性・女性タレント」で第2位にランクイン。2024年から2025年にかけての年末年始にも多数の番組に出演していました。
東京都出身で1995年生まれの森香澄さんは、東京女子大学卒業後にテレビ東京に入社。女子アナ時代はあまり目立つ存在ではなかったものの、2023年3月に同社を退社してフリーアナへ。その後は男性誌や写真集でセクシーなグラビアを披露したり、TikTokで可愛く踊る動画がバズったりした後、バラエティ番組での「あざといキャラ」がウケて大ブレイクしました。
ともに元局アナであり低身長と、田中さんとは共通点も多い森さん。しかし田中さんと大きく違うと感じるのが、偽悪性です。
田中さんが青山学院大学からTBSという、いってみれば割とエリートコースを歩んでいる一方で、森さんは一浪して東京女子大学からのテレビ東京という変化球ルートでアアナウンサーになった経緯があります。
この森さんの出自が、「有名大学のインカレサークルで無双する女子大の学生」感を醸し出しているように思えます。インカレサークルとは「インターカレッジ・サークル」の略で、複数の大学の学生が参加し、有名大学のインカレサークルでは、その大学の男性と他の女子大の女性が交際する例が多く見られます(もちろん有名大学の女性と他大学の男性、または有名大学の学生同士のカップルも少なからずいます)。
この「インカレサークルにいそうな女子」感、つまり男性がリアルに「手が届きそう」、「お高く止まっていないからいけそう」と思わせるちょうどよい庶民感。これがバラエティ番組では親近感にも繋がっているのでお茶の間にも受け入れられやすくなっているのではないでしょうか。
森香澄さんがここまでテレビに起用される理由について深掘りします。
田中みな実にはなかった「インカレサークルにいそうな女子」感
あざといキャラと言えば、これまで同じように局アナからフリーに転向した田中みな実さんがいました。 しかし田中さんが美容家や女優路線にカジを切ったことに加えて、田中さんと弘中アナが2大看板となっていたあざとさを語り尽くすバラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレ朝系)が出演者陣をリニューアルしたことなどから、「女子アナ出身のあざといタレント」が空席状態に。そのタイミングで上手にこの枠に入ってきたのが森さんでした。

田中みな実1st写真集『Sincerely yours…』(宝島社)


