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森香澄が“あざといキャラ”界で1強のワケ。田中みな実には無かった「インカレ女子大生感」とは?

『森香澄の全部嘘テレビ』虚実ないまぜの“あざとさ”が話題に

 そんな森さんのバラエティ力が発揮されているのが初の冠番組『森香澄の全部嘘テレビ』(テレ朝系)。森さんのあざとさや鋼のメンタルを虚実ないまぜにした企画が反響を呼んでいます。  特にレギュラー番組となった初回放送では森さんがタレントの副業としてビールの売り子をしているという設定で、普段の様子に密着している様子が放送されました。
「森香澄の全部嘘テレビ」(テレビ朝日)

「森香澄の全部嘘テレビ」(テレビ朝日)TVer配信ページより

 この回で森さんは球場にいるお客さんにキャバクラさながらの接客でどんどんと売上を伸ばしていきます。その様子を見た上司から「そういう接客はやめて」と怒られたものの、その直後もまたキャバクラ接客で売上を伸ばし続けるという流れでした。  この切り抜き動画がSNS等でアップされると、「森香澄なら本当にやりかねない」、「怒られても関係ないメンタルが面白すぎる」と大拡散。  設定や演技だとしても「あざとかわいい女性は面白い」という、あざとさ業界のお笑いコンテンツ力を引き上げたことは森さんの功績ではないでしょうか。

悪役的な存在だからこそ、いるだけで盛り上がる

「令和のあざと女王」とも呼ばれ、最近では「森香澄をフォローしている男は嫌い」と言われるほどの“女性からは嫌われるキャラ”ポジションになっている森さん。 「有名女優やアイドルをフォローしていても何とも思わないけど、森香澄をフォローしているのは嫌」と思わせるほどヒール、悪役的な存在として存在感を放っているのはタレントとしてすでにしっかり売れている証でしょう。  過去の恋愛についてもぶっちゃけることも多く、タレントとして求められていることを計算しながら「清廉潔白ではない等身大のあざとさ」を発信。加えて、それだけでなく、大人数が出演する番組では芸人のように自分アピールをしてがちゃがちゃと騒ぐわけではなく、出る場所と引く場所をわきまえている様子もうかがえます。  アナウンサーとしての会社員経験や29歳という年齢も相まって、しっかり大人の対応ができるのも多くの番組に呼ばれている所以(ゆえん)でしょう。  企画や番組によっては、MCの隣にいるアシスタント役も、同性からの嫌われ役も、”女性代表“としてのご意見番も、ひな壇での盛り上げ役も、バラエティ番組におけるあらゆる役割ができるというのは他の女性タレントにはない武器だと思われます。  また、どんなことを言われても気にしていなさそうな強いメンタルも持ち合わせているように見え、わかりやすくあざとさを振る舞ってくれるので、「困ったときには他のタレントに森香澄の嫌いなところを言わせたり森香澄に誰かの悪口を言わせれば盛り上がる」という構図すら生まれているようにも見えます。  話題性のある言動を繰り出してくれるのでネットニュース等にも拾われやすく、番組の広告にもなってくれるというのは番組側もかなり助かっているはずです。  2025年も森さんの活躍に目が離せません。 <文/エタノール純子>
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「令和のあざと女王」とも呼ばれている森香澄さん
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