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最後まで観たい冬ドラマ7選。“日曜劇場”も見どころ満載だけど、ダントツで面白い“3作品”は

法廷のドラゴン

 予想以上にハマっているのは『法廷のドラゴン』(テレビ東京系、毎週金曜よる9時~)。  女性初のプロ棋士誕生を期待されながらも弁護士に転向した主人公・天童竜美(上白石萌音)と、父親の事務所を受け継いだ弁護士・歩田虎太郎(高杉真宙)を中心に繰り広げられる痛快リーガルドラマです。
 上白石×高杉のバディがビジュアルもキャラも、とにかく尊い!  ふたりの役作りの秀逸さが光ります。そんなふたりをパラリーガル役の小林聡美と、竜美の両親・和久井映見、田辺誠一が見守るという構図。面白くない訳がありません。  『相棒』や『科捜研の女』などを手掛けた戸田山雅司氏による完全オリジナル脚本で、サスペンス要素も分かりやすくもしっかり構成されています。  そこに演者たちの、シリアスさとコミカルさのバランスが絶妙な掛け合いが加わる。何度観ても飽きない世界観で、ぜひともシリーズ化してほしい作品です。 ========  さて、この冬クールは好みが分かれそうな作品も多い印象です。ここからは「個人的に好き」「最後まで見守りたい」ドラマ4選をお伝えします。

東京サラダボウル―国際捜査事件簿―

 少し重たい内容ですが『東京サラダボウル―国際捜査事件簿―』(NHK総合ほか、毎週火曜よる10時~/原作:黒丸氏による同名漫画)は良作。  東新宿署・国際捜査係を舞台に、外国人居住者の暮らしや人生を描く物語です。
東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー

黒丸氏による原作漫画『東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー(1)』(講談社)

 ミドリ頭の警察官・鴻田(奈緒)と、警視庁・通訳センターの中国語通訳をする有木野(松田龍平)のコンビが、外国人を取り巻く問題に向き合う姿に心打たれます。  国籍関係なく誰とでもぐいぐい距離をつめるコミュ力おばけの鴻田。一方、有木野は、悲しい出来事で警察官を辞めて心を閉ざしています。  タイプは違いますが、繊細な心をもつふたり。深い人間表現できる奈緒・松田と、問題の本質に向き合う姿勢が伝わる丁寧な構成によって、重厚な社会派ドラマに仕上がっています。  第6話のラストでは三上博史が、過ちを犯して干されていた中国語を駆使するベテラン刑事として登場。ますます目が離せない展開になりそうです。
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