松坂桃李が主演の日曜劇場『御上先生』(TBS系、毎週日曜よる9時~)は学園ドラマの域を超えています。
エリート文科省官僚の御上孝(松坂桃李)が、有名私立高校・隣徳学院に出向。日本の教育を変革するために権力に立ち向かっていく物語です。
「そうだね」と生徒の意見を受け止め、「考えて」と生徒に思考させる御上先生の令和らしい教師としてのスタンスや、生徒たちの変化や成長はもちろん見どころ。

画像:TBSテレビ『御上先生』公式サイトより
一方で、張り巡らされた伏線の嵐が気になって気になって。
国家公務員採用総合職試験の会場で殺人事件を起こした真山弓弦(堀田真由)と、弓弦の母であり不倫で隣徳学院を退職した元教師・冴島悠子(常盤貴子)。味方なのか敵なのかが定かではない文科省の官僚・槙野(岡田将生)や塚田幸村(及川光博)、永田町と霞が関を取り持つ“闇の仲人“中岡壮馬(林泰文)などなど。
文科省と学校現場という分かりやすい対立構造だけでなく、殺人事件や政治家との問題も複雑に絡み合っています。
前半はとことん伏線を展開してきているので、後半に向けてどのように回収していくのか。期待できそうです。
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深夜帯も含めて、本当に幅広いタイプのドラマが展開されている印象の冬クール。ハマるドラマは人それぞれ! ぜひ最後まで堪能しましょう。
<文/鈴木まこと>
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