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失敗しない「美顔器の選び方」…300種類を試した“美顔器マニア”が出した結論

メーカー各社がオリジナルの波形を開発

 美顔器のオリジナル波形は、コストに深く関わっています。いちばん効果が高いパルス波形を何万とおりもテストし、見つけ出すのが開発の肝と言えます。各社がオリジナルの波形の組み合わせを特許技術として出願をしているため、コストがかかるのです。学会発表や特許取得しているかどうかも見極めポイントのひとつです。  くすみケアには、皮脂ぐすみや毛穴の黒ずみの場合はレーザー、青色LEDを使います。シミや色素沈着はIPL。ただし肝斑の場合は禁忌です。疲れていたり血行が悪いときのくすみは、赤色LEDを照射します。  小ジワには、エレクトロポレーションやダーマローラーでヒアルロン酸やレチノールを導入します。ボディラインのケアには、超音波やEMSを用います。

複合機能や複数台を使うならケアの順番も大事!

 複合美顔器の機能を使う際、それぞれの機器のプログラムに準じた順番でケアしますが、“複数の”美顔器を使う場合は、順番を検討しましょう。基本的に、私は美容医療を参考にしています。まず、毛穴吸引器やイオン導出など、肌をきれいにする美顔器を使い、その後のケアの効率を高めます。  肌を温めたり活性化させるRFかレーザーはどちらかに絞り、その後EMSで筋肉運動します。最後の仕上げでビタミンCやヒアルロン酸など美容成分を導入します。ダーマローラーは、物理的に微細な穴を開ける、肌にとっては負担があるケアなので、その後は導入のみに留めます。  美顔器は継続が命。手ごたえがすばやく大きければ、継続のモチベーションも上がりますから、まずは、自分の悩みに特化したものを一台選んでみましょう!
吉田瑞穂
よしだみずほ。2001 年、大手通信キャリア勤務を経て美容記者・編集者として独立。数多くの雑誌、広告、会報誌の企画構成に携わる。ベストコスメ審査員。2004 年より美容コンテンツ制作チームmuseを設立。編集、執筆活動と並行し製品開発やコピーライティング、PR 戦略を含む美容プロデューサーとして活動。70台超を所有する美顔器のスペシャリストとして多くのメディアに出演。プライベートは夫と娘、犬とともに東京に暮らす。趣味は、絵、旅、サウナ、都市伝説。初著書『美肌投資』の発売を記念し、限定価格での「美顔器+書籍セット」を予約販売中!
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