15万円の宿泊代を気前よく立て替えてくれた男友達。しかし、まさかの“たくらみ”が判明…/びっくり体験人気記事
みんなのお金でポイントを得たいだけだった
大沼さんは些細なことを気にする自分に嫌気が差し、あまり気にしないようにしていました。
「ただ現金が返ってくるわけでもないですし、もしかしたらAにはAなりの考えがあるのかなと思いました。レンタカー代や駐車料金など、ちょっとした金額を好意で払ってくれるのかもしれないと。なので、旅行を楽しむことだけに集中しようとしました」
ですが、Aは一向にお金を出そうとしません。気持ちが晴れない大沼さんは、こっそり友人に聞いてみることに。
「これを気にしているのは私だけかと思い、ほかの友人に聞いてみたんです。すると、その子もAだけ得するのはおかしいと言っていました。とはいえ、どこまで他人が口出しすべきかは最後までわからず、結局Aには伝えないまま、旅行を終えてしまいました」
「還元されたポイントを自分たちのために使ってほしいとは言わないけど、せめて少しは奢ってほしかった」とぼやく大沼さんでした。
<取材・文/Honoka Yamasaki イラスト/パウロタスク>山﨑穂花
レズビアン当事者の視点からライターとしてジェンダーやLGBTQ+に関する発信をする傍ら、レズビアンGOGOダンサーとして活動。自身の連載には、レズビアン関連書籍を紹介するnewTOKYOの「私とアナタのための、エンパワ本」、過去の連載にはタイムアウト東京「SEX:私の場合」、manmam「二丁目の性態図鑑」、IRIS「トランスジェンダーとして生きてきた軌跡」がある。また、レズビアンをはじめとしたセクマイ女性に向けた共感型SNS「PIAMY」の広報に携わり、レズビアンコミュニティーに向けた活動を行っている。
Instagram :@honoka_yamasaki
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