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娘の同級生が自殺未遂。遺書には“娘の名前”が…「いじめなんてやってない」子どもの言葉を信じられるか<漫画>

娘はいじめなんてやってない
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娘はいじめなんてやってない 【漫画の続きを読む】⇒「ごめんなさい」息子が屋上から飛び降りた。遺書にあった“名前”に、母親が絶望し涙したワケ<漫画>

被害者の母親目線のシーンを描くのが難しかった

──まず本作ではおどろおどろしい空気が終始流れていますが、3月26日発売の『ちにかみ 死が怖い小さな死神』(KADOKAWA刊)では一転してほのぼのした内容でした。作品ごとに印象をガラリと変えることは大変なのでは? しろやぎ秋吾さん(以下、しろやぎ):その時に描きたいものを描きたい感じでやっているので、苦労はそんなにありません。 ──加害者である娘に強い嫌悪感を抱く母親など、目を背けたくなる辛いシーンが散見されましたが、特に描くのが苦しかったシーンはありますか? しろやぎ:「描くのが苦しい」というよりは「描くのが難しかった」と思ったのは被害者の母親目線のシーンでした。「どんなに描いても嘘っぽい」というか、「こんな時にそんなこと考えないだろ」というか、でも「読み手が共感できるようにしなきゃ」とか、とにかく難しかったです。

「最初にいじめをした方が悪い」という意見も多かった

──SNS上をはじめ、作品にはいろいろな感想が寄せられまていますが、印象に残っている反応などはありますか? しろやぎ:予想外だったのは、自殺未遂をした元いじめっ子・紫村くん側への厳しい意見が多かったことです。「自業自得」「最初にいじめをした方が悪い」という意見がたくさんありました。 ──まさに作中で紫村くんに向けられた声が現実化したような反応ですね……。そういった声を目にしたときの心境はいかがでしたか? しろやぎ:断罪できる正当な理由がみつかったらとことん叩く、今のインターネットを見ていてもよく見ることだと思います。それが良いか悪いかは別として、その人が許せないと感じた感情は嘘ではないと思うのでしょうがないと思います。
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読者に“考えてもらう”漫画になった背景
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