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「国宝級イケメン」“若手1位”の21歳俳優が、人気爆上がりのワケ。狂気と愛おしさを演じ分けてブレイク

陰と陽のバランスを巧みに操る表現力

そんな宮世が昨年のドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』で演じたのは、記憶を失くした主人公・まこと(生見愛瑠)に、“自称・運命の人”を語る律という青年。人懐っこくて憎めない年下男子でしたが、回を重ねるごとに謎めいてゆき、狂気ともとれる表情を見せたときにはゾクッとしました
同年、連続ドラマ初主演を務めた『スノードロップの初恋』で演じた朔弥はなんと死神。“幸せの味”を求めて初めて人間界に降り立ち、ヒロイン・奈雪(小野花梨)に出逢って恋をする物語です。死神という分かりやすい“陰”オーラを放ちながらも、奈雪を包み込む温かで優しい佇まいに癒された視聴者は多いはず。 愛おしくも切ないラブストーリーに涙が止まらなかったのは、陰と陽のバランスを絶妙に表現した彼の名演があったからでしょう。

“謎”が似合う宮世が「最恐の狂気」を放つ今期ドラマ

謎めいた設定の役にも深みをもたせ、リアリティをもって演じる宮世。現在放送中の『いつか、ヒーロー』では「最大の謎を抱えた影の存在」と説明されている正体不明の男・氷室海斗を演じています。 本作は、元児童養護施設職員のアラフィフ男・赤山(桐谷健太)が、夢を失くしてしまった施設出身の若者たちとともに巨大権力へと立ち向かっていく物語。宮世演じる氷室は、赤山とその教え子たちを執拗に排除しようと画策します。
第1話のラストでは赤山の教え子の1人である勇気(駒木根葵汰)の前に現れ、無慈悲に彼を死へと追い込んでいきました。4月13日に放送された第2話のラストに、川を挟んで赤山と対峙するシーンがあったのですが、その表情がやたら美しいからこそ怖くて怖くて……。 まだ謎だらけの人物ですが、物語の鍵を握っていることは間違いなく、宮世の熱演から目が離せそうにありません。
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映画でも音楽でも、縦横無尽の活躍に期待
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