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「国宝級イケメン」“若手1位”の21歳俳優が、人気爆上がりのワケ。狂気と愛おしさを演じ分けてブレイク

独特の存在感を放つ若手俳優・宮世琉弥(21歳)が、この春また新たな扉を開きました。 ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『いつか、ヒーロー』(日曜よる10時15分~)で宮世が演じているのは、主人公の前に立ちはだかる正体不明の男。第1話から人を死に追いやるほどの冷徹な表情に圧倒されました。 宮世琉弥宮世琉弥といえば印象的なのが、人を惹きつける目の力。ファッション雑誌『ViVi』(講談社)の「ViVi国宝級イケメンランキング 2024年上半期NEXT部門」で1位に輝いたその美しさだけでなく、俳優として多様な表情で観る人を引き込む彼の演技力は、多くの作品で発揮されています。

10代から個性を発揮、反抗期の少年から暴力団組長まで

2019年に俳優デビューした宮世が注目を集めたのは、2020年の話題ドラマ『恋する母たち』。人気落語家の今昔亭丸太郎(阿部サダヲ)と惹かれ合うセレブ妻・蒲原まり(仲里依紗)の息子・繁秋として、その葛藤と成長を見事に表現しました。
序盤では家の中でもヘッドホンをつけて無気力に過ごす反抗期真っ只中の高校生でしたが、物語が進むにつれて徐々に変化。モラハラ夫に虐げられる母親に対し「捨てちゃえよ、あんな男。俺が面倒見るから」と声をかける頼もしさを見せ、妹たちにも寄り添う優しい兄に。繁秋が丸太郎の落語にインスピレーションを得て制作した“落語ラップ”「まんじゅうこわい」も印象的で、耳に残るサウンドでした。 その後も宮世は数々のドラマで活躍。2021年『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』では怪我で目標を失ってしまった問題児、同年『珈琲いかがでしょう』では凶暴性とあどけなさを併せ持つ17歳の暴力団組長というキーパーソンを演じ、着実にキャリアを重ねていきます。

2024年からさらに、人気・知名度ともに爆上がり

2023年には『ホスト相続しちゃいました』の子犬系小悪魔ホスト役、『パリピ孔明』の天才ラッパー・KABE太人役で大きなインパクトを残し、翌2024年は前出の「ViVi国宝級イケメンランキング 2024年上半期」にて、22歳以下が対象の「NEXT部門」で1位に。そこからさらに人気・知名度ともに爆上がり。 美しい顔立ちに加え、どこか憂いを含んだ“陰”も感じさせるのが宮世の魅力。子犬のように人懐っこく愛らしい“陽”のオーラももちろん似合います! 一方、それだけでは物足りないというのがドラマ視聴者たちの性。ちょっとこじらせていたり、トラウマを抱えていたり、不安だったりする“陰”の部分も、宮世は独特の空気感で表現しています。その“陰”オーラがまた色っぽくもあり、惹きつけられてしまうのです。
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陰と陽のバランスを巧みに操る表現力
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