――長年、足つぼ業界の第一線で活躍してきた與那嶺さん。今後やってみたいことは?
與那嶺:業界への恩返し、というわけではありませんが、僕がテレビに出演し続けたことで、「足つぼ=痛い」というネガティブなイメージが広がってしまいました。
確かにうちのように足の奥からほぐそうとすると、施術に痛みは伴います。ですが、足つぼには血行がよくなる、内臓が元気になるといった効果のほかにも、姿勢がよくなる、重心が安定する、柔軟性が出る、視力が回復するといった、目に見えてよくなる効果もある。
今後はメディアへの出演を通して、こうした足つぼのポジティブな面もしっかり伝えていきたいと考えています。
――痛みだけでなく、さまざまな有効な効果があるからこそ、長年にわたって親しまれているわけですしね。
與那嶺:足つぼのイメージ改善のほかに、もうひとつ全力で取り組んでいることがあって。僕は足つぼ師の活動とあわせて、骨格姿勢研究家として健康姿勢アドバイザーも務めています。
長年、骨格姿勢の研究も行っていて、30年の経験から新たな発想で履くだけで姿勢を整えて重心を安定させるインソールや
靴をプロデュースし、特許も取得しました。
僕やうちのスタッフだけでは、対応できるお客さんの数に限りがあるので、今後は開発したインソールや靴を通して、皆さんの健康寿命を伸ばしていきたいですね。ぜひ私が開発した靴やサンダルを試してほしいです!
<取材・文/黒田知道>