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NHK『あんぱん』“毒親”松嶋菜々子に、ドン引きしつつも憎めないワケ。胸が痛む「息子への言葉」の意味は

戸田菜穂とはバッチバチ! 嫌味の応酬はまた見られるのか

嵩の育ての母親・千代子役を演じる戸田菜穂とのバトルも見どころです。特に8年ぶりに舞い戻った柳井家で、登美子が我が物顔でお茶を点てるシーンはバッチバチ! “ハイカラ”なものを好む千代子にお点前がわたると、「お作法通りじゃなくても結構ですよ」とマウントをとる登美子。 NHK『あんぱん』©︎NHK一方、登美子が居候の理由を「女がひとりで生きるのは大変であり、嵩のことも心配」と言い放つと、今度は千代子が「再婚先で親心を学んでこられたようですね」と笑顔でグサり。痺れました。 前述の『なつぞら』で、戸田はヒロインの生みの母親役を担っており、今回は生みと育ての設定が真逆というのも興味深いです。ちなみに戸田も『ええにょぼ』(1993年)でヒロインを務め、松嶋同様に本作が朝ドラ3作品目の出演。確かな演技力をもつふたりのバトルは見応えがあります。 嵩の受験で一時休戦状態になったふたりですが、このまま決別なのか。またいつか登美子が舞い戻り、再びバトルを繰り広げてくれるのでは? と期待しているのは、筆者だけではないはずです。 ======== とにかく豪華なキャストの名演が光る『あんぱん』。この先もきっと、登美子のようにクセ強なキャラクターが登場してくれることでしょう。 <文/鈴木まこと>
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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