『彬子女王のオールナイトニッポン』に庶民が共感したワケ。すべらない話や意外なエピソードも/辛酸なめ子
「ごきげんよう」から始まった、2025年4月21日(月)放送の『彬子女王のオールナイトニッポンPremium』。聴く側も背筋が伸びるような約2時間でした。
彬子女王殿下(以下、彬子様)のファンの一人として拝聴するのを楽しみにしていた貴重な機会。番組内で貴重な音源が公開されましたが、お父様であらせられる寛仁親王殿下、お祖父様の三笠宮崇仁親王殿下もニッポン放送のラジオにご出演された過去があったとのこと。彬子様が出演されるのも自然ななりゆきで、DNAに刻印されていたのかもしれません。
それでも依頼された当初は、話すことは決して得意ではないのとのことで悩まれて、事務官たちにご相談。「これはお受けになったほうがよろしいのでは」と背中を押されて引き受けたとのことで、「快」諾、ではなかった、と強調されていました。
それにしてもラジオごしのお声は、上品で穏やかで癒しの力を感じさせます。「ございます」「わたくし」という言葉が自然に使われていて、耳から浄化されそうです。
ゲストは彬子様と親交がある歌舞伎俳優・中村勘九郎氏と落語家・立川志の八師匠。歌舞伎や落語の話題や、ベストセラー「赤と青のガウン」のエピソード、日本ラグビー協会名誉総裁でいらっしゃるのでラグビーの話題、日本の伝統文化を伝える「心游舎」のご活動について話されるなど、文化と教養が詰まった約2時間でした。
まじめな話だけではなく、「彬子女王のすべらない話」や意外な一面を感じさせるエピソードもありました。
序盤で話されたのが、大英博物館でレクチャーを受けられたときの名前表記にまつわるお話。受講者リストにお名前がなく、受付の人に「お名前ちょうだいしてよろしいですか?」と聞かれた彬子様。「彬子女王」と伝えたら「JOEでよろしいですか」と確認されてしまったとのこと。
「矢吹ジョーのジョーですね」「『立つんだジョー』になったという彬子女王のスベらない話ですね」と、彬子女王がお好きなカルチャーである、漫画になぞらえる立川志の八師匠。
ネットで買い物をされるときの名前表記についての具体的なお話もありました。ここまで公開してしまって大丈夫なのか心配になります。
彬子様は、皇族ならではの名前ネタを一般向けにお話しくださる貴重な存在です。

「ございます」「わたくし」自然に使われていて耳から浄化されそう
特別な番組にこんな丁髷野郎を出演させていただき、ありがとうございました!
— 立川志の八 (@T_Shino8) April 21, 2025
親がラジオを流しながらカセットで録音していたらしいです(笑)
それだけ特別なことです。
重ね重ねありがとうございました!#彬子女王のANNP #オールナイトニッポン#ニッポン放送 pic.twitter.com/JW7unCfbZV