K-POPファンからスタッフが猛攻撃 “シュシュ女”事件に見る「推し活」のゆがんだ情熱とエンタメ産業の限界とは?
暴走する愛?「推し活」のゆがんだ情熱

「推し活」の不健全な痛々しさに本人たちは無自覚
推し活における不健康なアイデンティティーの発露は、ボクシング系YouTuberの細川バレンタイン氏もこの一件を扱った動画で指摘していました。その要約は次の通りです。 「自分が本当に満たされて、持っている人間ならば、全力でその対象を応援するし、またそれにインスパイアされて自分自身を高める行動を取るはず。 しかし、推し活はそうではない。このすごい奴を推してる私もすごいという歪んだ等号を結んでしまう。それを不健全と呼ばないで何というのか」という分析です(「まともなあなたはコレどう思う?K-POPイベのスタッフが顔も住所も晒された件」『細川バレンタイン/前向き教室』5月13日投稿動画)。 この指摘も非常に重要です。自分の行動や発想の基準を推しの対象にゆだねてしまう、また多くの場合そのことに気づいていないという二重の恐ろしさがあることを言っています。 そうした歪んだ情熱によって、経済圏が成り立っています。強迫性を帯びた太客が支えるビジネスモデルであるがゆえに、推し活やファンダムには、どこか痛々しさがあるのです。推し活=応援
— 細川バレンタイン (@valentine_promo) May 13, 2025
と言ってる奴がいるけど、絶対に違うぞ
『応援』と言うのは、自身が満たされて滲み出る利他の精神があって初めて出来る行為だから
推し活と言うのはゴミである己をゴミのまま生きる意味を持たそうとする超舐めた活動だ
他人を推す暇があるなら自分を推せよhttps://t.co/xTTBAASUbq pic.twitter.com/TmSA6EgQ70