「どうかこれが現実じゃありませんように…」宇垣美里、“絶望の連鎖”に思わず祈った瞬間
香港映画界、屈指のスターの演技も必見
混乱の中にあっても救急車を通すために協力し合う人々や、秩序を保って移動する住民の姿に既視感があるからこそ、涙腺を刺激される。
自己犠牲的な結末を素直に受け入れることはできないが、それでもあの時、同じように多くの人の命を思って決死の覚悟で現場に向かった人たちがいたんだよな、と名もなきヒーローたちに思いを馳せた。
かつての香港映画の中では間違いなく現場で戦う消防隊員側であったアンディ・ラウが、過去の痛みを乗り越え、香港を救わんと必死に奔走する専門家を渋く演じていて、そちらも必見。
●『カウントダウン』
配給/AMGエンタテインメント 全国公開中 ⓒ2024 Edko Films Limited and Beijing Alibaba Pictures Culture Co., Ltd. All Rights Reserved.
宇垣美里
’91年、兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、’14年にTBSに入社しアナウンサーとして活躍。’19年3月に退社した後はオスカープロモーションに所属し、テレビやCM出演のほか、執筆業も行うなど幅広く活躍している。
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