エアコンを28度にしたい彼女と、18度が理想の彼氏。同棲してみたら…/恋愛人気記事BEST
女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日2020年5月26日 情報は取材当時)
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同棲中や結婚後、意外と困るのが部屋の設定温度。女性と男性とではちょうどいいと感じる室温に差があることが多いからです。
「20代のころに同棲していた元カレは極端な暑がりで、クーラーを使わなくても十分過ごせる5月のうちから冷房を入れようとしたので驚きました」
そう振り返る桧山留美さん(仮名・36歳/歯科衛生士)が付き合っていたのは、なんとプロレスラー。有名団体ではなく小さな団体の所属選手だったそうですが体重は100キロ以上、身長も180センチを超す巨漢だったといいます。
「しかも、ありえないことに設定温度を18度にするんです。私は冷房がちょっと苦手で、1人暮らしをしていたときは扇風機をよく利用していて、冷房は入れても高めの28度。でも、それは彼にとっては適温じゃなく、汗をかくような温度でした。
試合のない日はカレが練習から帰ってくる時間のほうが早いので、そうすると部屋は冷蔵庫の中みたいにキンキンに冷えているんです。私にとっては適温より10度も低いため、帰宅すると上着を何枚も羽織ったり、それこそ冗談抜きにダウンジャケットを着て完全防備するのが日課になっていました」
しかし、理想の室温がそこまで違うと、環境もまったく違うはず。一方的に彼氏に合わせて大変ではなかったのでしょうか?
「ベストな状態で試合に臨んでほしいと思っていたから全然苦じゃなかったです。きっとそれだけカレのことが好きだったんでしょうね。
不便には感じなかったかといえばウソになりますが寝室は分けていましたし、ストレスを抱えるほどではありませんでした。ただ、最初は一緒のベッドだったから、そのときは寒くて全然寝られず大変でしたけど(苦笑)」
こんな彼氏ですから冬場も暖房は使わず、室内には常に冷気がただよっていたとか。それでも夏場に比べると過ごしやすかったようです。
「コタツとホットカーペットがあったので。でも、一年中寒い部屋で過ごすならわざわざ片づける必要はないなと思って、同棲2年目からは夏場も置きっぱなしにしていました。おかげで電気代だけで2万円以上かかる月もあり、かなりの出費でした」
年間を通じて部屋が寒いため、冷やし中華やそうめんといった身体を冷やすような食事は留美さんが拒否。そこだけは譲ることができなかったそうです。
「反対に夏場でもアツアツの鍋をよく食べていました。カレも練習後に交替で食事当番を担当していたので料理は得意で、寄せ鍋やキムチ鍋、トマト鍋などいろんな鍋料理を作ってくれました。
今は旦那さん相手にいろんな鍋料理を振る舞っていますが、カレ直伝のメニューも多いんです。もちろん、そのことは内緒にしていますけど(笑)」

※画像はイメージです(以下同じ)
冷房が利きすぎの部屋でダウンジャケットを着ていた!?

寒い部屋で夏場も鍋を食べていた
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