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空席だらけの披露宴。親族にドタキャンされた泥沼の家庭事情とは/びっくり体験人気記事

不穏すぎる事態にザワつく会場

Sの母親のことを許してなどいない親戚たちが、仕返しのごとく出席をドタキャンしたんです。  事前にわかっていればテーブルを外して会場のレイアウトを変更したのでしょうが、当日連絡もなしに来なかったので式場側も対応ができず、新婦側の親戚席はぽっかり空席に……。ほかの招待客はまったく事情を知りませんから、『あの席何?』『何かあったの?』とかなりザワついていました」 ドタキャン披露宴 このありえない事態に新郎側の両親は明らかに不機嫌な様子で、新郎新婦の表情も冴えません。 「親戚に電話でもしているのかSの母親は席を外しっぱなしだし、とにかく落ち着かない不穏なムードの披露宴でしたね。Sが幼少期の家族との写真を使いたくなかったためプロフィールムービーもなかったし、そもそもSも母親を快く思っていないので新婦から親への手紙もなし。その代わりに新郎が挨拶をし、新郎の両親にだけ花束を渡すという謎の流れ……。いろいろ不自然で違和感ありまくりの披露宴でした」

大半のゲストは事情を知らないまま

 後日、親友である谷川さんにだけSさんは事情を話してくれたそうで、谷川さんは新郎新婦に深く同情したそう。 「でも、事情を知らないままの出席者にとっては、単なる“妙な結婚式”。先日、披露宴に出席していた中学時代の仲間に会ったときもその話題になり、『事故でもあったのかね』『空席放置するなんてあのホテルおかしくない?』などと好き放題言われていて。フォローしたいけど家庭の事情を勝手に暴露するのも悪いし、心苦しかったです……」  型通りの披露宴を開きたがる人が多い親世代。ケースに応じて「無理してまでやらなくていいよ!」と言ってほしいものですね。 <文/鈴木うみこ イラスト/ワタナベチヒロ>
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