
自家製のかため食感の濃厚プリン。喫茶店のおいしいプリンをしのぐような味わいに、言葉を失う感動がありました
今年のメロンデザートの中でもっとも気に入ったのが、「メロンのプリン・ア・ラ・モードパフェ」。
主役のメロンをはじめ、バニラアイスクリーム、ホイップクリームには文句なしのおいしさがありますが、それらを超える驚きがあったのは、プリンです。
ロイホ特製だそうで、レトロな喫茶店で出てくるようなかため食感でありながら、なめらかで濃厚な味わいは、お世辞抜きにホテル級。一口食べて、目からうろこが落ちるような感動がありました。
プリン好きとしては、このプリンだけを食べたくなるほどの魅力を感じましたが、この美味しすぎるプリンがパフェ全体の完成度を高めていることに気がついたのです。
とにかく、ロイホのプリンがこんなにもおいしいだなんて、まだまだ知らない人のほうが多いのではないでしょうか。

「Fresh Melon Dessert」で使用するコースターには、「金沢アート工房」のアーティストである輪島 貫太氏のデザイン「あじさい」が採用されている
今回何よりも心をつかまれたのは、パフェグラスの下に敷かれているコースターの存在感です。
ロイホでは2025年の季節デザートのメニューにおいてパラアーティストがデザインしたコースターを展開。私は1月の「Sweet Strawberry season」の時に、あまりの斬新な美しさに魅了され、このコースターを楽しむためにパフェを食べに行く頻度が増えたと言っても過言ではありません。
「Fresh Melon Dessert」で使用するコースターには、「金沢アート工房」のアーティストである輪島貫太氏のデザイン「あじさい」が採用されています。
ロイホとしてはSDGs達成のための一環であると説明していますが、こだわりのパフェと美しいアートとの組み合わせは、理屈抜きにすばらしい。ロイホでのスイーツ体験を唯一無二にする、多くの人々の記憶に残る大傑作だと自信を持ってお伝えしたいと思います。
ロイヤルホストのパフェがますます進化し、今後もどのようなフルーツやコースターのデザインが登場するか、今から楽しみでたまりません。
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>