「実家暮らしなんで、両親も俺も超ウェルカムっすよ」
さらに健一さんは「
いいじゃないすか! 今日の帰りに家に来てやりましょうよ」と馴れ馴れしく誘ってきます。梨乃さんが引いていると「あ、俺実家暮らしなんで、変な心配しなくて平気っすよ」と言われて、思わずひっくり返りそうになってしまいました。

「
そんな仲良いわけでもないのにいきなり実家に誘う? と驚いたのですが、話を聞いたら同僚の何人かが遊びに行っていて『すごく居心地が良かった』と言うし、健一くんも『うち両親も俺も人を招くのが好きなんで、超ウェルカムっすよ』と言うので、じゃあちょっと行ってみようかな? という気持ちになったんです」
梨乃さんは「このチャラさがもしかしたらあのゲームの怖さをいい感じで緩和してくれるかもしれないし、お家にご両親もいるのならなおさら安心できるな」と思ったそう。
「健一くんのお家に着くと、
さっそくノリの良いご両親が手作り餃子をホットプレートでいっぱい焼いて歓迎してくれて、びっくりしてしまいました。ですがあれこれ詮索してくるわけでもなく、いい感じで放っておいてくれてたしかに居心地がいいなと思いましたね」

そして健一さんの部屋でPCを開き例のゲームを始めたのですが……。
「私以上にゲームにのめり込み、しかも
めちゃくちゃ怖がる健一くんに笑ってしまいました。あまりに怖すぎるから、お父さんお母さんが頻繁に通るリビングでやろうと場所を移動したりして、何だか楽しかったんですよ」