銀行選びで損してない?リスクなしで勝手に増える“お金の預け先”
ファイナンシャルプランナーの齋藤めぐみです。マネー情報から節約術、ドラッグストア活用術まで幅広く情報発信しています。
最近は、物価高や株式市場の動きが不安定なこともあって、「とりあえず現金を多めに持っておこうかな」と考える方が増えています。一方で、「どこに預けたらいいのか分からない」「銀行を分けるのって正直ちょっと面倒」という声もよく聞きます。なかには、複数の普通預金に放りっぱなしという人も…。
でも、これは本当にもったいない!
そこで今回は、“お金の置き場所”を見直すことでどれだけ差が出るのか、そして、おすすめの預け先について紹介します。生活費3ケ月分ぐらいは普通預金に残したほうがいいですが、あとは“置き場所”を考えてみましょう。
※本記事は2025年6月現在の情報をもとに作成しています。最新の金利や条件は、各金融機関のホームページ等でご確認ください。※記載の金利はすべて税引前です。
定期預金に100万円を1年預けても利息50円…のような時代が長く続きました。それが2025年に入って、1年・100万円で1万円近い利息がつく銀行も登場。これなら検討する価値はありますよね。
まずは、満期1年の定期預金の金利と、100万円預けた場合にもらえる利息(税引き後)を比較してみましょう。
●メガバンク(三菱UFJ銀行・みずほ銀行など)
年0.275% 税引き後利息:2,192円
●ネット銀行・高金利キャンペーン例
・オリックス銀行:最大年1.2% 税引き後利息:9,563円
(新規限定、eダイレクト定期預金金利優遇プログラム)
・auじぶん銀行:年1.0% 税引き後利息:7,969円
(デビュー応援定期預金、auユーザーでなくても可)
・住信SBIネット銀行:実質年0.85%相当 税引き後利息:6,774円
(2025年8月3日までのサマーキャンペーン)
たとえば、100万円を年1.2%で1年間預けると、税引後の利息は約9500円。メガバンクの4倍以上です。同じ金額を同じ期間預けるだけでこれだけ変わるなら、見逃すのはもったいないですよね。
(※銀行預金のほかにもオススメで人気な「個人向け国債(変動10年)」については、記事の後半でご紹介します)