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“恋愛よりも重いもの”示した『最後から二番目の恋』13年間を振り返る。2012年に出会った男女が、アラ還で交わした約束は

自分が自分らしく生きているか、人生の永遠のテーマ

 このドラマ、誰もが「自分らしく」生きるためにもがき続けている。誰かと比べているわけではなく、あくまでも“自分比”である。自分が自分らしく生きているか。それは人生の永遠のテーマなのではないだろうか。  最初のシリーズから一貫して「さびしくない大人なんていない」と千明のナレーションが入っていた。年齢を重ねれば重ねるほど、その「さびしさ」は深く濃くなる。それでも、いや、それだからこそ人は人を求める。水に浮かぶ白鳥のごとく、他人には笑顔で、だが水面下で必死にもがく。かっこ悪いことはしたくない。だが、親しい人にだけは、ときにもがいている姿をさらけ出す。誰もが生きづらいが、誰もが必死なのだ。そしてそうやって少しでも前に進む「人という生き物」に、脚本家・岡田惠和の温かい目が注がれている。 【好評発売中!】⇒ノベライズ版『続・続・最後から二番目の恋』の詳細はこちら <文/亀山早苗>
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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