もう彼なしでは生きられない体に…元TBSアナ・39歳おひとり様の私を支える“完璧なパートナー”の正体は
2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(39歳・以前は小林悠として活動)。
TBS退社から8年経った今年、紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。
【過去記事】⇒連載「アンヌ遙香の北海道シングルライフ」を読む
第40回となる本記事では、「もう彼なしでは生きられない」という“あるモノ”について綴ります(以下、アンヌさんの寄稿)。
最近では、特定の人や物事に対して強く依存し、ほぼ中毒状態のような形になって、片時も忘れられなくなるような状態を「沼る」と表現するそうですね。
この私も、完全に沼らせられていると気づいた存在がいます。もう彼なしでは生きていけない。ここまで愛していたなんて。そう、私のダイソン。
皆さん、ご自宅でお使いの家電の中で特に「これがないと生きていけない」という“マイ三種の神器”があるのではと思います。
私にとっての三種の神器は、自動調理鍋ホットクック、ティファールのすぐにお湯が沸くポット、そしてぶっちぎりの第一位が、ダイソンのロボット掃除機です。
私はもうここ何年も、ダイソンのロボット掃除機にはお世話になりっぱなし。
毎朝のルーティーンとしては、まず目が覚め、ティファールのポットでお湯を沸かしている間に、ダイニングテーブルの上に椅子をすべてあげてしまいます。
床に何もおかない状態を朝一で作り出した上で、愛犬のゴールデンレトリバーをお散歩に連れ出す準備をし、そしてダイソンのロボット掃除機の電源をオン。
このロボット掃除機の彼、私たちがお散歩に行っている間に、丁寧に家の中を掃除しておいてくれるのです。
とにかくゴールデンレトリバーは抜け毛がすごい。朝晩とこのダイソン氏には働いてもらわないと、家の中はあっという間にホコリが舞うような状態になったりします。
日々彼を使いまくっていた私ですが、先日そのダイソン氏、とうとう故障と思われる症状を見せ始めました。
フィルターを何度洗ってもゴミが溜まっていることを示すサインが出続け、仕事をしてくれなくなったのです。おい!
幸い保証期間内でしたので、ダイソン氏は工場へ。1週間ほどダイソン氏なしの生活を送ることになりました。
まぁ1週間位だから、クイックルワイパーなり、手持ちのよくわからないブランドのハンディー掃除機もあるし、それでどうにか済むかと感じていた私でしたが……とんでもない。
私がいかに彼に依存していたのかと言うことがはっきりわかってしまったのです。
朝起きて一番にダイニングテーブルの上に椅子を上げる行動がすっかり身に付いてしまった私は、ダイソン氏が我が家にいないにもかかわらず、それを癖のようにやってしまいました。
まるで、子どもが巣立ったにもかかわらず、以前と同じように家族全員分のハンバーグを無意識で作ってしまう母親のように……。
あ、そういえばあの子はいないんだった……と思わず呟くとともに、寂しさが押し寄せてくる現象。
そう。ダイソン氏はいないのです。
ダイソンのロボット掃除機に“沼って”います
酷使した結果、とうとう故障……
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