一応主人公は独身女だが「結婚すれば老後安泰とか」という煽りの通り、結婚してもパートナーが先に死んだり子どもが出ていき疎遠だったりしたら同じことは起こる。
実際孤独死するのは、家族がいない天涯孤独な人ではだけなく「家族がいても孤独な人」もするし、正直孤独じゃなくてもするかもしれないのだ。
つまり「全員する可能性がある」ということである。
孤独死を死ぬ予定がある人全員関係ある話として、読者全員がちょっとでも考えたり準備する気が起こるように、様々なタイプのキャラにスポットを当てて描いていきたい。
そう思っていたが、次巻で終わるかもしれないので、主人公のこともろくに描き切れないと思う。
そんなことは言いたくないし、そうならないように今頑張っているが、いくら「終わる気はねえ」と、伏線を張り続けても、強制的にわけのわからないところで終わるだけなので、超高速風呂敷畳を考えなければいけないのも確かなのだ。

(画像:カレー沢薫・著 ドネリー美咲・協力「ひとりでしにたい 1」 モーニングコミックス 講談社 より)
やはり、終わりを宣告された作品の展望を語るというのはキツイ、狂いそうだ。
ただ、描きたいことがたくさんあるのは本当だし、真剣に続けたいと思っているので、興味がある人はぜひ金を出して買って欲しいと思う。
例え終わっても、何らかの形で続けたい、と思ってはいるが、無賃金で漫画を描くことができないのも事実である、狂いそうだ(二回目)。
それでは「死」をテーマにした作品を描くために己が餓死するという、私が今まで描いたどんなギャグよりも面白いことになってしまう。
よって出来たら応援していただければ幸いである。