子どもに見せたくない「過激なエロ広告」が減った理由。“声を届けた人たち”が起こした変化とは
出稿停止報道のあと、JAROに寄せられた声とは
「読売新聞の記事が出たあと、JAROに寄せられる苦情が増加し、性的な広告への苦情も6月11日あたりまでの時点で150件ほどありました。
これは、読売新聞さんの記事で、JAROが性的な内容を含む不適切な広告への苦情や意見を受け付けていることが書かれていたことで、JAROの活動内容の認知率が上がったのだと考えています。
今回のことがきっかけで、『性的な広告の問題についてJAROに苦情を寄せよう』と思ってくださった方が多いのだと思います」
また、「日本電子書店連合の会員企業の出稿は止まったけど、それ以外の企業は出稿を続けている」「いまだに不適切な広告が表示されている」などの指摘も多く、JAROが問題広告の窓口として、社会的な注目と期待を集めていることがうかがえます。
<取材・文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。


