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大河話題の12歳子役が魅せる“二面性”の演技─どの俳優の成長前とも繋がる“奇跡の顔立ち”

注目の子役・三浦綺羅、12歳の実力派

三浦綺羅さん①

右側手前が三浦さん 画像:ニチバン株式会社 プレスリリースより(PRTIMES)

三浦綺羅さんは2013年生まれの12歳。ここ数年で話題作に多数出演している期待の子役です。三浦さんが特に注目されたのは2023年の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)で織田信長の幼少期を演じたことでした。 登場シーンは少なかったものの、三浦さんの目鼻立ちのハッキリとした端正な顔立ちとキリっとした表情、澄んだ瞳、その可愛らしさ、そして迫真の演技は一気に話題になりました。 その後、『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ)では両親の親権争いに巻き込まれる子どもを演じ、繊細な演技が好評を呼びました。 そしてその翌年の2024年には大河ドラマ『光る君へ』(NHK)での藤原道長の長男・田鶴役でもさらに注目されました。何と言っても田鶴の青年期を演じた渡邊圭祐さんとの違和感がまったくなかったことも好評でした。

“成長後”とつながる奇跡の顔立ち

「幼少期を演じた子役と俳優の顔のタイプが全然違う」という問題はドラマや映画でよく起きがちです。子役は頭数自体がそもそも少ないために、同じ子役がさまざまな作品に起用されることも珍しくなく、「子役の使いまわし」と揶揄されることもあります。 しかし三浦さんがこれまで幼少期役を演じた俳優はいずれも、『どうする家康』では岡田准一さん、『六本木クラス』(テレビ朝日)では鈴鹿央士さん、『王様に捧ぐ薬指』(テレビ東京)では山田涼介さん、『君には届かない。』(TBS)では前田拳太郎さんと、三浦さんと顔のタイプが類似する俳優が多いです。 「この子があの俳優の子役時代を演じるには無理がある」と一度でも思ってしまうと、視聴者が作品に没入できなくなり、視聴を離脱してしまうこともあります。 その中で、三浦さんが幼少期時代を演じても、成長後を演じる俳優たちとの顔に違和感がないというのは大きな武器でしょう。どんな役でも演じられる演技力はもちろん、三浦さんの端正なビジュアルも多くの作品に起用される要因の一つになっていると予想されます。 すでに大河ドラマの経験だけでなく、民放ドラマや日本が世界に誇る巨匠が撮る話題映画への出演を経て着実にキャリアを積み重ねている三浦さん。今後もどんな俳優の幼少期を演じてくれるのか、そしてどんな大物俳優として成長するのか楽しみです。 <文/エタノール純子>
エタノール純子
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中
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