
生後2ヶ月頃
顔や耳、手足、尻尾以外は真っ白だったどんちゃんは、生後6ヶ月頃から毛色が変化。お尻周りがうっすら茶色に焦げ始めました。
シャム系猫特有の被毛の変化は成長につれて顕著になっていき、1歳頃には背中にも焦げが。季節によって焦げ方が薄くなるなどのシャム系猫特有の被毛を、飼い主さんは興味深く観察し続けています。

衝撃のビフォーアフター
「最近は、全体的に背中が茶色っぽくなってきて、縞模様がぼやけてきました。お腹と胸は真っ白です」

現在の背中の焦げ

好酸球性肉芽腫でお口周りに炎症が…
今でこそ、穏やかな日常を送っている飼い主さん家族。しかし、過去には去勢手術時に使用した糸でアレルギーを起こすなど、大変な出来事が多々ありました。
「その時はニャンタマに血が溜まり、腫れてしまったので血抜きのため、通院をしました」
また、お迎えから1年ほど経った2019年には「好酸球性肉芽腫」という病気に。この病気は、猫の皮膚や口腔にしこりや脱毛などの炎症が起きます。
どんちゃんの場合は、口周りが赤く腫れてしまいました。舐め壊し、全身が血だらけになることもあったため、術後服を着せ、皮膚を守りました。今は食事に気をつけつつ、少量の服薬を継続しています。
なお、4歳の頃には飼い主さん家族と共に九州へ移住。きっかけは、コロナ禍で仕事がフルリモートでできるようになったこと。将来を考え、お互いの両親がいる地元へ戻ることにしたのです。
悩んだのは、移動手段。飛行機かフェリーのどちらにしようかと悩んだ末、選んだのは3人で一緒に移動できるフェリー。少しでも、どんちゃんに安心してほしいという思いからでした。
移動時間は、約1日。当日、どんちゃんはフェリー内でソワソワし、夜通し鳴き続けたそう。飼い主さんらは抱っこしながら、話しかけました。

フェリー内での様子
「でも、外が明るくなった頃には、みんな疲れて寝落ちしていて(笑)起床後、どんちゃんは慣れたのか、ご飯を食べ、排便もし、楽しそうに遊んでくれたので安堵しました。一生に一度の大冒険で忘れられない思い出です」