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『テレ東音楽祭2025』国分・広末不在でも大好評だったわけ。カオスさの中に見えた『VIVANT』との共通点

『地面師』俳優らがゲストのカオスな空間と謎情報

企画や歌唱以外にも、ひな壇にドラマ『地面師』(Netflix)の“ライフの方が安いので”おじいちゃんで知られる五頭岳夫さんや、2002年放映の人気ドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)に出演した脇知弘さんが、伝説のドラマに出ていたという繋がりだけでしれっと座っているなど、ツッコミどころが多数。 まさにカオスな様相を呈していた4時間半。また、懐かしの音楽映像の中で、テレ東の選挙特番の画面に出てくる政治家のプチ情報のように「TEEはライブ前シャドーボクシングをしている」「大橋のぞみが就職した際みんなでお祝いをした」などアーティストのプチ伝説情報が出てくるのも見ものでした。 なかでも、『サイレント・イヴ』の辛島美登里さんのVTR時、「彼女は悲しい過去を持つ歌手」とテロップで煽り、その悲しい過去というのが「高校受験に失敗した悲しい過去があるという」というオチは、筆者もテレビの前でズッコケざるを得ませんでした。

ツッコミに奮闘するニューヨーク屋敷とガン無視の田中アナ

そんな中でも、“音楽好き”であるニューヨークの屋敷さんは、それについて時折ガヤをいれたり、「なんで? なんで?」などとツッコむなど、奮闘していました。それに対し、「屋敷がいてよかった」などと、役割を賞賛する声もありましたが、「ずっとうるさいし、黙ってて」「マイク切れ」などという声も。 ただ、進行に徹する田中アナは恐らくあえてのガン無視。また周囲は真面目なアーティストのため、屋敷さんのツッコミはほぼスルーで不発ぎみでした。 筆者としてはその様子がまるで『全力脱力タイムズ』(フジテレビ系)のようで面白かったと思います。 実は筆者、『テレ東音楽祭』という番組があることを、当日知った程度です。知ったきっかけは、SNSの投稿の誰かのつぶやき。三木道山企画をはじめとする番組に対するツッコミで興味を持ってチャンネルを合わせました。
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ドラマ『VIVAN』と同様に「SNSで発信したくなる」視聴者心理
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