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“71歳名脇役の長男”のインスタ投稿から目が離せない。有名コメディアンの孫との絡みにも注目

「全身で松平容保を表現」した大河ドラマ初共演

 実際、弟・小日向春平とともにのぞんだツーショットインタビューに興味深い発言がある。2018年に小日向星一が政治経済学部を卒業した明治大学創立140周年を記念するインタビュー。  当時まだ情報コミュニケーション学部に在籍していた現役生の弟・春平と兄・星一による対談形式である。話題は当然のように父・小日向文世の存在に及ぶのだが、星一が「父を超えたいという思いがあります」と等身大の気持ちで答えていた。  それに付け加えて名回答を披露する弟の存在が、星一にとって心強いことが伝わる。吉沢亮主演大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合、2021年)で、大河ドラマ初出演、なおかつ兄弟初共演を果たしたことについて星一が「弟と一緒に現場に行くことで落ち着いて臨むことができ、全身で松平容保を表現できました」と撮影現場を回想するのである。

やわらか優しげツインズ

『青天を衝け』画面上に小日向兄弟が初登場したのは、第15回(小日向星一演じる松平容保が第14回で外様のひとりとして画像上では登場している)。場面の舞台は京都御所。大河ドラマ内でもリアル兄弟を演じる小日向兄弟(小日向春平が演じるのは、松平容保の弟・松平定敬)がいる。  カメラがツーショットで捉える。画面下手側に座る兄・星一が微動だにせずたたずむ。上手に位置する弟・春平は何度かまばたきをするのだが、このまばたきのリズムが父・小日向文世にそっくりであることを感じた視聴者は多いはず。という具合に話題性が話題性を重ねてくる。  一方で財津優太郎もまた、近年若手俳優が活躍の場とすることが多い野球ドラマなどで固有の存在感を発揮している。鈴木亮平主演ドラマ『下剋上球児』(TBS系、2023年)で彼が演じた野球部員役は心根穏やかな性格で設定されていたのだが、SNS投稿写真や「優」一文字を含む名前の響きから伝わる、優しげな魅力がある。  財津優太郎と小日向兄弟を合わせて、やわらか優しげツインズなどと命名してみたくなる。 <文/加賀谷健>
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小日向文世の長男、星一と財津一郎の孫、優太郎のInstagramが話題に
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