オニヤンマをつける位置があまりよくなかったからかもしれませんが、あまり虫よけ効果を感じられなかった真美さんはトボトボと家路につきました。
「とにかく優馬をがっかりさせたくなかったので、
いちばん目立つ首の虫刺され跡をタオルで隠して、余計なことは言わないでおこうと思ったんです」
ですが帰ると優馬さんが笑顔で出迎えてくれ「あ、オニヤンマどうだった?」といきなり先制パンチが飛んできてしまい、真美さんは思わず硬直してしまったそう。
「慌てて『
もちろん効いたよ! ありがとうね。お陰で助かったよ』と作り笑顔を浮かべながら答えると足早にバスルームに逃げたんですよね」
そして入浴後、リビングに戻ると優馬さんが明らかに不機嫌でした。
「話を聞くと、『様子が変だ。絶対に嘘をついているでしょ?』と問い詰められてしまって」
さらに不自然に首を隠していたことを指摘され、「
実は女友達とBBQだなんて嘘で、本当は男と浮気してきて、首にキスマークでもつけられたんじゃない?」と優馬さんが涙目で言いがかりをつけてきたそう。
「なにその変な妄想は? とビックリしてしまいましたが、とにかく身の潔白を証明しなくちゃと思い、慌てて首の虫刺され跡を見せると、正直に全てを話しました」
すると優馬さんは、顔面蒼白になり真美さんに土下座して謝ってくれました。
「私も嘘が下手すぎて、なんかごめんねって謝って円満に仲直りしたのですが……」
その後、2人はどうなったのでしょうか。