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3度の不倫でも干されない「華の85年組」清純派女優がテレビに出続ける理由──“怪演女優”としての復権と、平成スキャンダルの遺産

なぜ“3度の不倫”でも干されなかったのか

斉藤由貴さん①

画像:画像:株式会社ポニーキャニオン プレスリリースより(PRTIMES)

 数多くのドラマで主人公の母といった重要な役どころを演じており、アイドル時代の功績によって歌番組にも呼ばれ、主婦層がメインターゲットとなる昼の生放送バラエティや朝の情報番組にもゲスト出演して笑顔を見せる。  ドラマ、歌番組、バラエティとジャンル問わずテレビで需要が非常に高い斉藤由貴さんですが、冒頭で述べたように過去に3度も不倫スキャンダルを起こしているのです。  独身時代の1991年、妻子ある身だった歌手・尾崎豊さんとの禁断愛がスクープされています。当時斉藤さんが会見で、尾崎さんの妻に対して「私の会ったことのない、知らない人」と語ったことで、今で言う炎上状態になりました。  同じく独身時代の1993年には既婚者の俳優・川﨑麻世さんと密会不倫が発覚。この際、斉藤さんは2度目の不倫スキャンダルだったこともあり、「本当に学ばない人間なんだなと、自分のことながら悲しい気持ちです」と語っていました。  翌年の1994年に斉藤さんは結婚し、3人の子を授かります。こうして「恋多き女」といった印象を払拭していましたが、結婚から23年後の2017年、3度目の不倫スキャンダルが報じられたのです。  妻子ある50代医師とのダブル不倫で、相手の医師が斉藤さんの私物と思われる下着を頭からかぶっているというショッキングな痴態写真も掲載され、再びイメージダウンの憂き目に遭うのでした。 ちなみに斉藤さんは昨春に離婚したそうなので、現在は独身に戻っています。

令和でも続く“ノーダメージ伝説”

斉藤由貴さん②

画像:BS日テレ プレスリリースより(PRTIMES)

 計3人の男性との不倫。しかも1人目、2人目は30年以上前の話ですが、3人目の50代医師との関係は2017年に報じられた後、2023年にも関係が継続していると思われる報道が出ており、ここ10年以内に2度に渡ってすっぱ抜かれています。  年々世間の倫理観が高まっており、不倫スキャンダルに厳しくなっている昨今の傾向を考えれば、芸能人生が詰んでいてもおかしくないほど。それにもかかわらず斉藤さんは芸能界から干されるどころか地上波テレビに出続けているのです。 不倫スキャンダルを起こしたほかの芸能人たちがなかなか復帰できなかったり、復帰したとしてもスキャンダル以前のポジションには戻れなかったりと、往時の勢いを失うのが常のなか、斉藤由貴さんだけはまるでノーダメージ。  男性芸能人では不倫スキャンダルが出ても元どおり活躍できる人は少なくありませんが、女性芸能人では希有で、斉藤さんはかなり例外的と言えるでしょう。
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“恋多き女”の免疫力が奇跡を呼ぶ?
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